「旱」の季語と季節について

「旱(ひでり)」を歳時記で調べると、旱の他に日照草や大旱なども紹介されています
聞きなれない季語であるため、初めのうちは戸惑ってしまうのではないでしょうか
ここでは、初めて目にする季語でもすぐ使えるように、子季語の意味をまとめておきます

意味を理解して使えるようになると、俳句の幅も広がるはずです

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■夏の旱

旱(ひでり)
雨が降らずからからに乾くこと
太平洋高気圧に覆われて、連日雨が降らずに日が照りつける
旱魃とも言いい、地面は渇ききって草木は枯れてしまう
農林災害はもちろん、人々の飲料水にも深刻な打撃を与える

旱魃(かんばつ)、干ばつ(かんばつ)
旱とほぼ同義であるが、干ばつは暖候期の農作物の干害をさすことが多い
昔は主として農業災害のみを意味していたが、近年は農業災害の方は灌漑(かんがい:水路を作って田畑に必要な水を引き、土地をうるおすこと)の発達のため少なくなりつつあり

旱害(かんがい)
日照り続きのため、農作物などが受ける被害。

旱空(かんぞら)、旱天(かんてん)
日照り続きで長い間雨が降らないこと
日照りの空

大旱(たいかん)、おおひでり
ひどいひでり

旱年(ひでりどし)、日照年(ひでりどし)
ひでりの年。雨の少ない年。旱魃(かんばつ)の年。

旱畑(ひでりばたけ)
日照りで干からびてしまった畑

旱草(ひでりぐさ)、日照草(ひでりぐさ)
日照りにより干からびた草

旱雲(ひでりぐも)、日照雲(ひでりぐも)
夏の旱(ひでり)の頃によく出る雲。特に、旱の先触れとしての朝の雲。

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■冬の旱

冬旱(ふゆひでり)
旱といえば夏だが、冬の日本の太平洋側は、一年のうちで雨量が 最も少なくなり旱魃になりやすい
水不足のために生活に不便を 感じたり野菜の出来が悪くなったりする

寒旱(かんひでり)
寒中にひでりが続くこと
冬季晴天が続き、雨のないこと

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