俳句でつかわれる季語に「緑陰・緑蔭(りょくいん)」ということばがあります
夏の時期の青葉の下の木かげを言う言葉です
「緑陰・緑蔭」の「陰・蔭」は「影」を指す漢字ですので
間違って、「緑陰・緑蔭」を「緑影」と書きかえてしまうことがあります
俳句を始めたばかりのころ、わたしがやってしまいました・・・
「緑影」という言葉はありません
また「影」は「かげ・えい」と読むので、「緑影」を「りょくいん」とも読むことはできません
間違えて表記しないように注意しましょう
「陰」と「影」の意味の違いですが
「陰」は、光の当たらない場所を指します
「影」は、物が作るかげ(黒い像)を指します
「緑陰」は、青々と茂った木のかげ(光の当たらない場所)を指しますので、「陰」という漢字が当てられます
そういう意味でも「緑影」ではありませんね
パソコンで入力すれば「りょくいん」と入力しても「緑影」と変換されることはないので間違えません
手書きのときに誤って「緑影」と書かないようにしましょう
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