俳句作りのポイント

俳句を作る

俳句では上五・下五の両方に名詞を置かない方が良い

俳句を作るときに、一句中の「上五」と「下五」の両方に名詞を置かない方が良いでしょう × 夏の蝶 / ○○○○○○○ / 椰子の波 このような作り方をすると、中七が上五に付いているのか 下五に付いているのか分かりづらくなるからです 試しに、真...
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俳句で「色を組み合わせて」作る方法

俳句を鑑賞していると、たまに美しい色彩が脳裏に浮かぶ作品があります これを意識的に俳句作りに応用する方法を紹介します 具体的には、季語の色と、取り合わせる物の色を意識して作ります 季語に「夏の雲」を選んだ場合、読者の頭の中には白が浮かぶので...
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俳句では、深く観察すると良い俳句が作れる

俳句を詠むときは、深く観察をすること 例えば、天道虫のはねの星を詠むのであれば、星をよく観察をして、発見したことを最低でも10個は上げること 発見の数が多いほど、深い観察をしている、そう考えてもいいでしょう 深く観察をすると、様々なことが見...
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俳句の初心者は「一物仕立て」で作った方が良い?

俳句の作り方には、「一物仕立て」と「二物衝突」があります 簡単に言うと「一物仕立て」は季語そのものを詠むのに対し、「二物衝突」は季語と別のものを取り合わせて景の広がりを出す詠み方です どの本も、初心者には「一物仕立て」の俳句は難易度が高すぎ...
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俳句の作り方「良い句をまねる方法」

「いくら俳句を作っても、良い句が作れない」 「思ったような句がどうしても作れない」という方のために 自分が目指している句に近い句が作れるようになる方法を紹介します 一度やり方を覚えてしまえば、繰り返し使うことのできる方法となります ここで紹...
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「伝わらない俳句」の3つの原因

句会などに参加していると、必ず 伝わる俳句を作る人と、伝わらない俳句を作る人の2つに分かれます 伝わらない俳句になる理由は色々ありますが、今回は3つの原因に焦点を絞って説明します 次の3つを意識するだけで、伝わる俳句にぐっと近づけるはずです...
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俳句での語順は「主語」が最後がよい

蜜蜂が タンポポの蜜を 吸っている これ、俳句じゃなくて散文ですよね? このような散文を俳句に直す方法を紹介します まず、先ほどの文がなぜ散文なのか?ですが、これは 蜜蜂が タンポポの蜜を 吸っている (主語) (目的語)    (述語) ...
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俳句の文末は「けり」「をり」ばかりでなく「名詞止」を

俳句の文末に関してですが 「けり」「をり」を使うのもいいのですが、たまには省略して名詞で終わらせると、一句がしっかりします この名詞で終わる方法を「名詞止」とも言います 雪柳風に流れてをりにけり この句では、最後が「けり」で終わっています、...
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俳句で遠近法を使う場合の「遠近」の順番

俳句を作るときの一つの方法なのですが 外で俳句を作るときに、遠近法を使うと作りやすいということがあります 具体的には、次の順で作ります ①目の前にある季語を選ぶ(例えば、帰り花) ②「これを詠む」と、しっかりと自分に言い聞かせる ③遠くを見...
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「俳句は頭で考えないこと」の意味

「俳句は頭で考えないこと」とよく言われます 初学者がこのように注意を受けると 「頭で考えるなと言うけれど、他の人も机で作っているのだから、頭で考えているのでしょ?」と思う人もいるのではないでしょうか 結論を言ってしまうと、確かにその通りです...