木幡 忠文

俳句の疑問(作り方)

俳句で「美しい」「可憐」という言葉を何故つかわない方がいいの?

俳句では、「美しい」「可憐」「儚い」といった形容詞は使わないほうが良いと言われます 理由はいろいろあるのですが、本多勝一さんの言葉が、一つのヒントになると思いますので、紹介します。 菫の花を見ると、「可憐だ」と私たちは感ずる。それはそういう...
俳句の疑問(作り方)

俳句で形容詞は、なぜダメだと言われるの?

俳句では形容詞を使わない方が良いと言われます 形容詞はおおむね「い」で終わる言葉で、「面白い」「白い」などがあります 「おもしろい本」「白い紙」といったように使われ ある物の性質や状態などをくわしく説明します このように、形容詞は物の説明を...
俳句の疑問(作り方)

俳句では皆「漢字」と「ひらがな」どう使い分けてるの?

俳句を作る際の「漢字」と「ひらがな」の使い分けを紹介しています。「漢字」「ひらがな」のそれぞれの効果や、デメリットなどのほか、漢字だけの俳句、ひらがなだけの俳句などを紹介しています。
俳句の疑問(作り方)

俳句での挨拶句って、なに?

俳句は通常すべて挨拶といえます 自然を詠む場合は、自然への挨拶を込めて句を作ります 日常を詠む場合は、人間に対して「いいお天気ですね」「暖かくなりましたね」という挨拶を込めて作ります ですから、わざわざ俳句を詠むときに「挨拶として詠んでいる...
俳句の疑問(作り方)

俳句で字余りは上五が良いと言われる理由は?

「俳句では字余りや字足らずをしないこと」「字余りをするならなるべく上五ですること」 俳句を始めたばかりの人は先輩から、「字余り」について一度はこのようなことを言われているのではないでしょうか 一体ここで言う「字余りをするなら上五でしなさい」...
俳句の疑問(作り方)

季語の「秋色」ってどんな色?

季語の中には「秋色」という言葉がありますが、これは特定の色を指したものではありません秋の景色や気配という意味で、「それらしい様子」ということです「顔色をうかがう」と言うときにも「色」を使います感情の動きが顔に現れた様子を指す言葉ですが、これ...
俳句の疑問(作り方)

俳句は「出(い)づ」と「出(い)ず」のどっちらを使う?

「出(い)づ」と「出(い)ず」の、2つの表記がありますが 文語で俳句を作るときは「出(い)づ」を使います 「出(い)ず」は、歴史的仮名遣いの「出(い)づ」を、現代仮名遣いに従って表記したものです 歴史的仮名遣いの「出(い)づ」を、無理やり現...
俳句の疑問(作り方)

「うそ寒(うどざむ)」の「うそ」はどういう意味?

季語には「うそ寒(うそざむ)」という言葉がありますが「うそ」は「薄い」が変化したもので「薄ら寒い」の意味となります嘘のように寒い、という意味ではありません「うそ寒い」は「心が寒々する」といった心情を表す意味でも使われます「何となく、うそ寒い...
俳句の疑問(作り方)

俳句は自分で季語を作ってもいい?

歳時記に入っていないと季語として使えないの?と聞かれることがあります 俳句を始めたばかりのころは、わたしも同様の疑問は持ちました 歳時記に入っていないけれど、例えば夏にしか見ることでのできない風物は、夏の季語として使えばいいと私は考えていま...
俳句と心の持ち方

「こんなもんでいいでしょ」俳句は、出さない方がいい

句会などに参加していると「こんなもんでいいでしょ?」というように作られた俳句を目にします 例えば、綺麗な桜を俳句にしようとして 桜が綺麗だった、とだけ言っている俳句など川沿いに綺麗な桜咲いていた このような俳句です桜がどのように綺麗だったの...