木幡 忠文

俳句を作る

小学校低学年の「俳句」の作り方 ─指導案─

夏休みになると、俳句を作る宿題が出されることがあります俳句に慣れ親しんでいない親御さんですと宿題を見てあげようにも、どのように教えたらよいのか分からないと思いますここでは、小学生低学年が俳句を作る際に、どの点に注意して教えていったら良いのか...
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俳句表現のひとつ「倒置法」について

俳句の表現方法の一つとして、倒置法があります 倒置法というのは、文節を普通の順序とは逆にする表現方法です 燕はどこへ行くのか → どこへ行くのか、燕は(倒置法) 早く書きなさい   → 書きなさい、早く  (倒置法) 倒置法は、小説を書く作...
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形容詞は一度消してみましょう

「悲しい」「寂しい」「美しい」などの形容詞を使った場合は、その形容詞を消してみましょう 消した方が、さっぱりした良い句になることがあります 例えば 「祭髪微かに湿る娘美しき」 ここでの美しきはバッサリ捨てます 「祭髪微かに湿りたる少女」 作...
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小学校高学年の「夏の俳句」の作り方 ─指導案─

■見たままをそのまま俳句にしましょう 低学年では、俳句を詠む対象(風鈴、蜻蛉、蛙、祭太鼓、団扇、かき氷など)を見たままではなく 自分のイメージで造形して見るという特徴があります しかし高学年になると、対象の見え方に基づいて忠実に物事を見るこ...
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俳句は「12音+5音」で作ると上手くいく

「俳句を作っても、いつも流れがぎこちなくなってしまう」 「17音に上手く収まらない」という方のために 流れのよい俳句をつくるポイントを紹介します 今回紹介する方法は「俳句を区切るポイントを意識する!」です 俳句は「5・7・5」で作りますが ...
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吟行でうまく作るには

吟行でうまく作るには3つポイントがあるので紹介します 読むものを一つに絞る 見る位置を変える 詠んだ後に、例句と比較する 読むものを一つに絞る 吟行に出て、初めての場所に行くと見るものが全て新鮮で、全てを詠みたくなります ただ、詠むものは一...
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俳句は名句を参考に作ると良い

良い句を作るには、名句を参考にするのが近道だ名句を参考に俳句を作る方法を説明する参考にする句 母が割る かすかながらも 林檎の音 参考にする句と同じように、主語と述語を作る 母が割る かすかながらも 林檎の音  ↓ 風が運ぶ 次に、「母が割...
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俳句はシンプルが一番

俳句を作っても、なかなかうまくできない 人に見てもらうと、「何を言っているのか分からない」 「あなたの句はごちゃごちゃしている」と言われてしまう そのように悩んでいる人は沢山います ここでは、あなたの俳句がごちゃごちゃしてしまう原因を解明し...
俳句を作る

俳句は制約が多い。だからチャレンジし甲斐がある。

俳句はなぜこれほど制約があるのか と不満に感じる人は多いと思います 十七音で作ること 五・七・五のリズムで作ること 季語を入れて作ること これだけでも、かなり厳しい制約ですが、さらに 動詞、擬人化、比喩、形容詞を多用しないこと 説明をしない...
俳句を作る

俳句は、読み手に何かを「思い出させる」ように作ると良い

俳句というのは、意味を伝えるものではないと言われます つまり “風が吹いたから”桜が散った “コスモスが揺れていたから“寂しく感じた という「○○だから、△△になった」ということを、言わないということです このようなことをいくら言ってみても...