俳句の表現方法の一つとして、倒置法があります
倒置法というのは、文節を普通の順序とは逆にする表現方法です
燕はどこへ行くのか → どこへ行くのか、燕は(倒置法)
早く書きなさい → 書きなさい、早く (倒置法)
倒置法は、小説を書く作家さんが好んで使いますが
短歌や俳句などでもよく使われます
通常、文章では最後に来る単語に意識が向きます
ですから、倒置法を使って、単語を逆にすることで
後ろに来る単語に焦点を当てることができます
上記の例でいえば「燕」や「早く」が、読み手に印象付けることができます
一句の中で「一番言いたいもの」を、倒置法で最後に持っていくと良いでしょう
語勢を強めるにはよい表現技法ですが、使いすぎると違和感が出るので注意しましょう