抽象化という考え

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これはピカソの牛の絵
左に行くほど具体化し、右に行くほど抽象化している
具体化するほど精緻となり、描きあげるのに時間も必要で大変な作業だと、誰でも分かる
ただ一方で抽象化した絵を、ゼロから描こうとしたときに、あなたは簡単に描くことができるだろうか
単純な、数本の線だけで、それが牛だと分かるように描くことは、おそらく具体化された絵よりも、かなり難しい作業になるはずだ
 
ピカソン抽象化された牛は、一目ですぐに牛だと分かるが、線の位置が少しでもずれていたり、一本でも無かったりすれば、牛とは認識できなかったかもしれない
抽象化された牛の絵は、極限まで無駄なものを省いて、決定的な牛の特徴だけを抽出している
 
俳句も同じで、対象物である季語の決定的な特徴を言葉で表現することが重要だ
季語の多くの事象を、なるべくシンプルに「一つの語で説明する」こと
桜が揺れることを詠むのであれば
桜にしか見られない決定的な、揺れ姿の特徴を抜き出すこと
桜が散ることを詠むのであれば
桜の決定的な、散り姿の特徴を抜き出すこと
 
言い換えると、桜を詠むとき、見えている桜を詠むわけではない、香ってくる桜を詠むわけではない
桜の性質・本質をどう表現するのかが、芸術のすることであり、俳句のすることである
本質というのは、そのものとして欠くことができない、最も大事な根本の性質・要素
 
これを常に意識して俳句を作ることが重要
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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