新年になると「お参り」か「お詣り」をしたくなる
新年になると、なぜか寺や神社をお参りしたくなる。
そして、その出来事を俳句にしてみたくもなる。
ただ、一句にしようとしたときに
「参る」と「詣る」のどちらを使えば良いのか、ふと迷う
「参る」と「詣る」だけならいいが
「参詣」「参拝」「参宮」「詣でる」「初詣」などという言葉もあるので、余計迷う。
間違った言葉を使うと、句会で激しく指摘をされるので、絶対に間違ってはいけない。
間違わないように、それぞれの言葉、使われる場所、意味を表にまとめた。
これで、間違うことはなくなるはずだ。
「参る・詣る」を使う場所はここ
言葉 | 使われる場所 | 意味 |
参る(まいる) | お寺 | お寺をお参りすること |
詣る(まいる) | 神社 | 神社をお詣りすること |
参宮(さんぐう) | 神社 | 神社(主に伊勢神宮)へ参詣すること |
参詣(さんけい) | お寺・神社 | 社寺へ足を運ぶこと |
参拝(さんぱい) | お寺・神社 | 社寺へ行き拝むこと |
詣でる(もうでる) | お寺・神社 | 社寺を参詣すること |
初詣(はつもうで) | お寺・神社 | 元日に社寺へお参りすること |
俳句で「お参り」とは書かない
ちなみに、「参り・詣り」を「お参り・お詣り」と書くと、俳句では怒られる
頭の「お」はいらないと
確かに「お参る」とは言わない
お詣り、お手紙、お花、お料理、お献立、お家、お坊ちゃま
どれも、「お」は余計だと指摘を受けるので、注意してほしい
「詣でる」は口語なので、俳句で使うときは注意!
「詣でる」は口語です
文語で俳句を作る場合は「詣づ」が基本形で、下二段活用とまります
このような活用になります
語 幹 | 未然形 | 連用形 | 終止形 | 連体形 | 已然形 | 命令形 |
詣 | で | で | づ | づる | づれ | でよ |
夏にお参りに行くときに持っていきたいもの
夏にお参りに行くときは、蚊取り線香を持って行ったほうがいい
腰からぶら下げることができる道具もあると便利だ
針金で直接ぶら下げている人がいるが、洋服に燃え移る可能性があるのでやめたほうがいい