俳句の拗音(ようおん)・促音(そくおん)について

拗音(ようおん)・促音(そくおん)って?

拗音は「きゃ・きゅ・きょ」などのように、他の言葉の横に記す小さな「ゃ・ゅ・ょ」のことです
促音は「かっ・きっ・くっ」どのように、他の言葉の横に記す小さな「っ」のことです
拗音・促音の音数の数え方
拗音の「きゃ」「きゅ」「きょ」、促音の「きっ」など、それぞれ1音で数えます
俳句の「5・7・5」の数え方は、「5音・7音・5音」で数えます
その際に、「きゃ」は1音で数えるということです


俳句での拗音・促音の書き方

旧仮名での俳句を作る人は、カタカナの拗音・促音は小文字、ひらがなの拗音・促音は大文字で書いていることが多いです


カタカナは、小文字
「キャンドル」 → 「キンドル」

ひらがなは、大文字
「きょうかしょ」 → 「きうかし

俳句では小文字の表記が、カタカナとひらがなで違うのはなぜ?
拗音(ゃ・ゅ・ょ)・促音(っ)などは、室町時代末期から発音としてはありましたが、表記方法がなかったため、大文字で「や・ゆ・よ・つ」と書いていました。まだ、このころは表記方法を試行錯誤していたようです

鎌倉時代には大文字と小文字が共存し始めました
昭和初期に、旧仮名を新仮名にしましょうと内閣が決めたとき、外来語や地名などはカタカナで書きましょう。また、発音を間違わないように、なるべく拗音・促音を小文字で表記しましょう、と通達しました
ただ、公文書で使われるひらがなの拗音・促音は平成に入るまで大文字で書いていました
このカタカナは小文字、ひらがなは大文字、というあべこべが、昔の俳句はカタカナが小文字、ひらがなが大文字がだった、という話になって、旧仮名で俳句を作る時もそうしなければいけない、となったのかもしれません

カタカナでは「ゃ・ゅ・ょ・っ」を小文字で書いるのですから、ひらがなも小文字で良いのでは?と思いますが、駄目なのでしょうかね

拗音の表記が大文字の場合、音数はどうなるの?
俳句で「きょうかしょ」の拗音を大文字で「きようかしよ」と書いても、音数は4音です。6音ではありません
発音した時の音数で数えます

大文字表記の拗音を読むコツ
読者の立場からすると、拗音を大文字で書かれると読みずらいです

「きようかしよ」「ちようちん」「きやくま」

どれも読みずらいです

拗音が小文字で書かれていれば次のようになります
「きょうかしょ」「ちょうちん」「きゃくま」
俳句の中で「や・ゆ・よ」が出てきて、「あれ?これはどうやって読むんだ」と思ったら
それは小文字の「ゃ・ゅ・ょ」の可能性があります
「ゃ・ゅ・ょ」が使われるとき、「ゃ・ゅ・ょ」の前に付く文字は全て、母音が「イ」です
(きゃ、きゅ、きょ、しゃ、しゅ、しょ、ちゃ、ちゅ、ちょ・・・など、どれも母音が「イ」ですよね)
母音が「イ」の文字の後に「や・ゆ・よ」が続く場合、「ゃ・ゅ・ょ」かもしれない、と覚えておきましょう
「っ」は「ん」以外には全て付き付きます

旧仮名の「わゐうゑを」についての記事 >>>
俳句の音数の数え方はこちらで記事にしています >>>

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