俳句を作る

俳句で注意をしたい言葉・季語

季語の、湖招(うしおまねき)は正しい?

「季語・季題辞典」に「湖招(ウシオマネキ)」という季語が紹介されていて、説明には 「海辺の砂地のスナガニ科の小さい蟹。はさみを上下に動かす姿が潮を招くように見えることから、この名がある」と書かれています 1) 説明から考えると、おそらく 潮...
俳句で注意をしたい言葉・季語

季語、「秋晴る」の違和感

「秋晴る」という季語が角川俳句大歳時記に紹介されています 1) 「晴る」は「晴れる」の文語形 意味は秋の澄んで晴れ渡る空のことですので、「秋晴れ」と同じ意味です この「秋晴る」に少し違和感を覚えるのは私だけでしょうか 違和感を覚えるのは、隠...
俳句で注意をしたい言葉・季語

北極熊が季語?その理由を調べてみた

「角川俳句大歳時記」には熊が季語として採用されていて、熊の子季語には、羆(ひぐま)、月輪熊(つきのわぐま)、北極熊、白熊などが掲載されている 1) 北極熊(白熊)は北極圏およびその周辺に生息する熊で、日本では見られないのに、なぜ季語として掲...
俳句で注意をしたい言葉・季語

熊が冬の季語?クマ被害は夏に多いけれど・・・

歳時記には「熊」が冬の季語で掲載されている 1.2.6.7.8) 熊は冬の期間は冬眠をしていて普通は見かけない。 それにもかかわらず、なぜ冬の季語にされているのだろうか?     熊の目撃情報が多いのは春から秋 熊が多く目撃されるのは春から...
俳句で注意をしたい言葉・季語

歳時記の七十二候は、中国の暦のもの?

「二十四節気七十二候」というものがある 一年を4つの季節に分けたものを四季と言い「春夏秋冬」がある 一年を24個に分けたものを二十四節気、72個に分けたものを七十二候という もとは中国から来た暦で、中国の二十四節気と同じものを日本でも使って...
俳句で注意をしたい言葉・季語

俳句表現の「夕焼ける」ってなに?

「夕焼け」という言葉はあるけれど、「夕焼ける」という言葉は何なのか?「夕焼ける」という表現を俳句で使って良いのか、悪いのかなどについて書いています。
俳句で注意をしたい言葉・季語

季語の「露の袖」は季語でいいの?

「露」の関連季語として「露の袖」「袖の露」という言葉が歳時記に掲載されています 1.2.3) 涙を袖の露に見立てた言葉です 「露の袖」は和歌でよく使われていた表現で、それが季語になったのでしょう ふきむすぶかぜはむかしのあきながらありしにも...
俳句で注意をしたい言葉・季語

季語の、蘆の神輿(あしのみこし)は神輿ではない?

「津島祭」という季語があります 夏に愛知県津島市で行われる祭りです 「角川俳句大歳時記」では、この関連季語に「蘆の神輿(あしのみこし)」を紹介しています 1) (季語には「蘆の御輿」、解説では「蘆の神輿」と書いているので、「蘆の神輿」と書き...
俳句で注意をしたい言葉・季語

季語の「冬襖(ふゆぶすま)」に「冬」は必要?

冬の季語に「襖(ふすま)」があります 木枠に紙や布を張った建具のことです 「角川俳句大歳時記」「俳句季語よみかた辞典」では「襖」の関連季語に「冬襖」を掲載しています 1.2) 冬の季語である「襖」に、なぜ冬をつけるのでしょうか その意味は書...
俳句で注意をしたい言葉・季語

季語の「明やす」の「やす」って?

短い夏の夜が明けやすいという意味の「明易し」という季語があります この「明易し」の関連季語として「明やす」を紹介している本があります 1.2) 漢字表記にすると、おそらく「明易(あけやす)」だと思います 明易(あけやす)と書くと、明易(あけ...