日本には四季を感じさせる美しい言葉があります。俳句の世界では「季語」という名前で親しまれています。
ここでは、季語の一つ「鷽」と、「鷽」に関連する語(子季語)を紹介します。
歳時記にも子季語は紹介されてはいるのですが、言葉の意味までは書かれていないことがあります。
それぞれの言葉の微妙な違いを知ることで、句作の表現の幅が広がるはずです。
鷽【うそ】
: あとり科の小鳥。体は青灰色で、雄は腹面に淡紅色の部分がある。口笛を吹くような声で鳴く
鷽鳥(うそどり)
: 鷽のこと
琴弾鳥(ことひきどり)
: 鷽の異名。ウソの鳴く時の仕草が琴をつまびくように見えるため
鷽の琴(うそのこと)
: 鷽の異名。ウソの鳴く時の仕草が琴をつまびくように見えるため
照鷽(てりうそ)
: ウソの雄のこと
雨鷽(あめうそ)
: ウソの雌のこと
鷽姫(うそひめ)
: ウソの別名。姿かたちが美しく、艶のある鳴き声から