俳句を作っていると、原因と結果の散文になってしまうことがよくある
次の俳句は、原因と結果の典型的な例
アジサイが 雨粒まとい 輝けり
(原因) (結果)
もしこのように、原因と結果の俳句になってしまったら
①「結果」を消す
②「結果」の代わりに、「季語の状態」を入れる
アジサイが 雨粒まとい 輝けり
(原因) (結果)
↓
アジサイが 雨粒まとい ひそみ立つ
(原因) (季語の状態)
原因と結果だと、ただの報告になってしまうので「結果」を消す
消したところに、「季語の状態」を入れると、写生句になる
写生句になるのは、そのときの状態を言うだけになるから
つまり、アジサイのそのものの様子が表現されることになる
原因と結果の散文は小学校のころからそのように書くように教わってきたため、俳句を作る時にも、どうしてもそのような形になりやすい
それは仕方がないので、散文俳句を作ってしまったあとの直し方を知っておくと便利
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