俳句の季語と575の理由

俳句の疑問

俳句には2つの約束があります
① 季語を一つ入れる
② 五・七・五の十七音で詠む
この2つの約束です
それほど難しい約束ではないのですが、初心者の中には間違った理解で俳句を作っている人もいるので、ちゃんと理解して使えるようにしましょう

① 季語を一つ入れる
「季語」というのは
それぞれの季節(春夏秋冬)に見られる事物を言います
春の季語であれば
「桜」「立春」「入学」「鶯」など色々あります
このような季語を、一句に一つ入れることが俳句の約束です
中には気がつかずに1句に2つの季語を入れてしまうことがありますので、間違いがないように確認しましょう

なぜ一句に2つの季語を入れてはいけないのでしょう?
俳句では1つの季語について感動を詠むのが普通です
ですから、季語が2つ入っていると、どちらの感動を歌っているのか分からなくなってしまうのです

季語は「歳時記」と呼ばれる本に、一覧になって載っています
歳時記は季語の辞書ともいえます
俳句を作るときには、1冊は持っておかれるとよいでしょう

>>>歳時記を詳し知りたい方は、こちらの記事もどうぞ

② 五・七・五の十七音で詠む
俳句は、五・七・五の十七音で詠みます
この時、初心者では「十七文字」で詠んでしまう間違いがよくあります
正しくは「十七文字」ではなく「十七音」で詠みます

芭蕉の句で見てみましょう

古池や蛙飛びこむ水の音
ふるいけや/かわずとびこむ/みずのおと

「古池や蛙飛びこむ水の音」の、文字数だけを見ると十一文字ですが
声に出して「ふるいけや/かわずとびこむ/みずのおと」と読んでみると
五・七・五の十七音となっていますね

このように十七音で詠むことが、もう一つの約束です

① 季語を一つ入れる
② 五・七・五の十七音で詠む

この約束を守って作れば、大きな失敗は避けられるでしょう

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