季語の一つ「芒」と、「芒」に関連する語(子季語)を紹介します。
歳時記にも子季語は紹介されてはいるのですが、言葉の意味までは書かれていないことがあります。
それぞれの言葉の微妙な違いを知ることで、句作の表現の幅が広がるはずです。
芒【すすき】
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イネ科の多年草。山野に群生し、高さ約1.5メートル。秋、茎の頂に十数本の枝を出し、黄褐色から紫褐色の大きい花穂をつける。秋の七草の一 |
薄(すすき) | ススキの別称 |
尾花(おばな) | ススキの別称。馬などの尾に似ているところから |
花芒(はなすすき) | 秋日、黄褐色の尾花を穂状につけ、最後に白くなって飛び散る |
鬼芒(おにすすき) | ススキの種類の一つ |
糸芒(いとすすき) | イネ科のススキの変種 |
十寸穂の芒 (ますほのすすき) |
真赭(まそほ)は穂が赤みを帯びて輝いているという意 |