俳句での語順は「主語」が最後がよい

 

 

蜜蜂が タンポポの蜜を 吸っている

 

これ、俳句じゃなくて散文ですよね?

このような散文を俳句に直す方法を紹介します

 

 

まず、先ほどの文がなぜ散文なのか?ですが、これは

 

蜜蜂が タンポポの蜜を 吸っている

(主語) (目的語)    (述語)

 

↑主語、目的語、述語が文法通りに並んでいるからです

 

 

主語、目的語、述語が文法通りに並ぶと散文になるのです

ただ、そうであれば

散文にさせないためには

「主語、目的語、述語」の順番を変えれば良いということです

 

変えてみます

 

タンポポの蜜を 吸っている 蜜蜂が 

(目的語)    (述語)   (主語) 

 

言っている内容は最初と変わらないのですが

語順を変えただけで、散文の印象が和らぎます

 

ただ、「蜜蜂が」で終わっても、締まりがありません

少しだけ言葉を変えて、音数を五・七・五に整えます

 

 

タンポポの蜜を 吸いたる 黄蜂かな 

(目的語)    (述語)  (主語) 

 

 

語順を変えただけですが

なんとなく、俳句らしくなりました

 

 

俳句の五・七・五の順番を、ああでもない、こうでもないと入れ替えてみて

結局、どれが良いのか分からなくなる

そんな経験ありませんか?

 

このとき絶対にしてはいけない順番は

「主語、目的語、述語」の順番です

散文になります

 

 

どのような言葉の順番にしたらよいのか迷ったときは、一度

自分の俳句の「主語、目的語、述語」はどれか?

「主語、目的語、述語」の順番になっていないか、確認しましょう

 

 

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