季語の「桜散る」は動詞としてカウントされる?

 

季語の「桜散る」は動詞としてカウントされるのか?についてですが

動詞としてカウントされます

俳句では動詞が複数あることが嫌がられるので

季語である「桜散る」は、できれば動詞としてカウントされなければ良いな、と期待を持ってしまいますが

動詞としてカウントされます

もし名詞を使いたい場合は、「飛花」という言葉があるので、そちらを使うといいでしょう

ただ、言葉の印象や、音の流れから「飛花」よりも「桜散る」の方を使いたい、ということは当然あります

この時は、「桜散る」ではなくて、「散る桜」として使うことも一考です

動詞が含まれていても、「散る桜」の方が動詞の印象が軽減するからです

どういうことかと言うと


「桜散る」
の方は、「桜が散っている」というように、動詞(散っていること)に重点がありますが

「散る桜」
の方は、「散りゆく桜」というように、名詞(桜)に重点があります


動詞を含む季語は他にもあります

動詞として使いたくないな、と思ったときは、今回のように語順を変えて、動詞の雰囲気を和らげてみてはどうでしょうか

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