「甘茶」と子季語の意味

 
日本には四季を感じさせる美しい言葉があります。俳句の世界では「季語」という名前で親しまれています。
ここでは、季語の一つ「甘茶」と、「甘茶」に関連する語(子季語)を紹介します。
歳時記にも子季語は紹介されてはいるのですが、言葉の意味までは書かれていないことがあります。
それぞれの言葉の微妙な違いを知ることで、句作の表現の幅が広がるはずです。

甘茶【あまちゃ】
 : 灌仏会


仏の産湯(ほとけのうぶゆ)
 : 花祭りのとき、花御堂のなかにまつられた釈迦誕生像に、注ぎかける湯

五香水(ごこうすい)
 :  灌仏会

甘茶仏(あまちゃぶつ)
 : 四月八日の花祭りに甘茶をそそがれる仏

甘茶寺(あまちゃでら)
 : 京都最古の禅寺、臨済宗大本山建仁寺

灌仏(かんぶつ)
 : 釈迦の誕生を祝う仏教行事

灌仏会(かんぶつえ)
 : 釈迦の誕生を祝う仏教行事

浴仏会(よくぶつえ)
 : 灌仏・灌仏会のこと

浴仏(よくぶつ)
 : 灌仏・灌仏会のこと

五色の水(ごしきのみず)
 : 青・黄・赤・白・黒の5種の色をした水。灌仏会に仏の頭上にそそぎかける

五色水(ごしきみず)
 : 青・黄・赤・白・黒の5種の色をした水。灌仏会に仏の頭上にそそぎかける

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